人生のライフステージにおいて、地域のかかりつけ医に求められる役割は変化していきます。生活習慣病の罹病や発症が多い時期には、その予防指導や治療が求められますが、ライフステージが進み高齢になれば、介護の指導も必要となりますし、また人生の最終段階にはいる時期に安心して過ごしていただくためには、在宅医療や緩和医療が必要となってきます。

当院は、かかりつけ医として、ライフステージに応じた十分かつ適切な対応ができるよう、急性疾患の初期対応や生活習慣病の治療や予防、がんの早期発見などを行うことはもちろんのこと、介護の相談や、在宅療養の指導を積極的に行っております。患者さんそれぞれにとって、その方らしい人生はどうあるのが一番良いかを一緒に考え、体調が不安定なときは密接に寄り添いながら、患者さんおよびご家族の思いや希望を極限まで尊重し、 これからどのように生きていきたいか？ どのように人生を終えたいか？ などを患者さんと対話を重ね、それぞれの方の人生の最期まで伴走させていただく存在としてお役にたてれば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。